ゴルフ仲間のフクダさん③
フクダさんは私のことを師匠と呼ばはります。
ドライバーが苦手なフクダさんなのですが、私の最近のドライバーが比較的うまくいってまして、距離もそこそこ出てるのに曲がりも少ないというショットになっているので、どうやったら打てるのか教えて教えてなんでなんでと3歳児は詰め寄ってきたのです。
ゴルフ歴10年ほどの私ですが、試行錯誤の連続で、左肘を伸ばす、右脇をしめる、左腰で打つ、ヘソで打つ、縦に落とす、とか、
練習場に行くたびに、これや!と思って帰るのですが、そんでもミスショットも多いし、考えすぎて手も足もバラバラになりどこが悪いかわからなくなる。
そんなことを繰り返しながら、最近発見した打法は
右腰で打つ
この一点に集中することにしました。
手がどうなろうが、手の存在を完璧に忘れる。
右腰一点集中で、右腰にゴルフクラブのフェイス部分のみがくっついてるイメージで、そこでボールを打つことだけ考える。
少しでも手を思いだすと、手はすぐにいらんことするので、手を忘れます。
右腰のフェイスで打とうとすると、ボールに右腰フェイスが到達するまで見てるので、自然と頭が残り腰もしっかり回転し、手も後から遠心力でついてきて背中も少し逆エビぽくなります。
手の存在を忘れるのに、ボールのところに手がちゃんと戻ってくるのか不安はありますが、リラックスして左足の裏だけ浮かないようにして(左足の裏が地面から離れるとダフったり右に出たりしてしまう)無理のないバックスイングしたあとは、右腰一点集中
「とりゃっ!」
で大丈夫です。
この素人打法を発見してから、飛距離も伸びましたが、なんといってもミスショットが少なくなり、パーオン率もあがりました。
で、フクダさんがそれを真似て、初めは上手くいき、
「ゴルフって簡単やーん!師匠、ありがとう!!」
と喜んでたのですが、欲が出てくるとスイングがまた崩れます。
「あかん、手を忘れなあかんのやった。」
「手を忘れる手を忘れる腰腰腰」
「あーっ、また手つこてしもた!」
「手を忘れる手を忘れる、手を忘れるて言ってることを忘れる!」
フクダさん、頑張って。
この[右腰にフェイスくっついてるねん]打法をフクダさんから聞いたトシオさんが
「あれ、ええわ。飛距離伸びるなあ」
と言ってくれはりました。
私より3倍もゴルフ歴が長く、私に負けたらゴルフやめるわと言って何度も負けてる旦那さんも、この打法を試してるみたいです。
本、出そうかな。