achi's ブログ

暇つぶしに(*´∇`*)

釜山!⑧ タクシー事件

そろそろHちゃんがアサヒスーパードライモードになってきてるので、見つけないといけません。
こんだけアサヒアサヒって書いてたら、1ケースくらい送ってくれませんかねぇ。
 
龍宮寺にはタクシーが数台並んでいたので、先頭の白色タクシーに交渉しに行きます。
地下鉄の路線図をコピーしたものを見せて、海雲台駅を指差しながら
「ヘウンデ」と言ってみました。海雲台は韓国語でヘウンデと読みます。
 
「フンフンフン」
 
ちょっとボケてそうな方ですが、うなづいてくれたので、今度はパターンを変えて、私の方から10000w札を見せてみて、「OK?」と聞きました。
 
首をたてにふったので、乗り込みー。
 
来る時のシルバータクシーも運転は荒く、この年配のおじさんもやはり荒いのですけど、1000円弱でこんな楽に戻れるのですからタクシーもちょこっとはええもんです。
 
来た時とは違う道のようですが、海が見えたので眺めいいな~と乗っていました。
そんでも少し、走っている時間が長い・・・
10000wとは交渉したけど、メーターは普通にあがっていきます。
0がひとつ多いから、すごい勢いであがっていくねんけど、10000超えて2500とか3500なので、日本円にしたらまぁ、しれてるんですけど。
 
海外沿いの山の道路の高いとこらへんでおじさんが車を止めました。
え?
ここです、みたいな雰囲気をかもしだしてる・・。
ここ、どこやねん。
 
「ちゃうちゃう~~~ ヘウンデ!ヘ・ウ・ン・デ!」
 
早口の韓国語で、こことちゃうんかー?どこやねん~?みたいな感じで言ってはる。
もっぺん路線図を見せますが、どうやら老眼がきついのか、路線図は全く見えてないと思われる・・
運転席の後ろに座った私は気付きませんでしたが、補聴器もされてたらしい。
おじさんの自分の推測で連れてきはった場所みたいです。
 
どうしたもんかと、そうそう、スマホの翻訳アプリを思い出し、海雲台駅と入力。
駅がヨッっていうのが判明。
 
おじさんに大きな声で伝えます。
「ヘウンデ よっ!!!」
おじさん、
「ヨッ?」
私たち
「よっ!」
おじさん
「ヨッ?(ひじを90度まげて)シュシュポッポ ヨッ??」
私たち
「うんうん!!しゅしゅぽっぽ よっ!!」
おじさん
「シュシュポッポ ヨッ~~~ヨッ ヨッ(駅だったのかという顔つき)」
私たち
「よっ!よっ!」
 
しゅしゅぽっぽも世界共通か。
 
やっと伝わったと一安心。
遠回りしたので、ヘウンデの有名な海岸が上から一望できました。
 
しばらく走ります。
うん、、、おかしい・・・・・。
ヘウンデの海岸付近に駅はあるはず。なんだか反対方向にいってる気がする。
 
おじさんも、早く行かないとと運転はさらに荒くなる。
「あ!!あたるぅううううううう!!」
助手席に乗ってたHちゃんが叫び、ダッシュボードに手をかけ体を支える!
 
急ブレーキとともに車は止まりました。
前の車となんとかぎりぎりで止まったように思えましたが、
 
当たったみたい。
 
前のタクシーのおじさんが降りてきました。
こっちのおじさん、満面の笑みで、
「すまんすまん、いかはるおもてたらとまらはったんや笑笑笑。ごめんごめん、当たってへんやろ??」
こんな感じのいいわけだと思われます。
前のおじさん、苦笑いしながら後部を見てましたが、ラッキーにも同じタクシー会社だったようで、問題なくいけました。
たぶん、
「この客らが急いで急いで言ったはったからな・・すまんすまん」
みたいなことも言ったんじゃないかと思われます。
 
おじさんのおかままでほった動揺は隠しきれず、その後もともかく早くこの疫病神の客を降ろしたいとダッシュな運転。
 
やっと着いた~~とおじさんの顔に安堵が見えますが、そこは・・
 
「どこやねん、、ここ・・・。」
 
私たちが降りようとしなかったもんですから、さすがにおじさんもあせり、
「シュシュポッポヨッ?シュシュポッポヨッ?涙」
 
どこやろ・・・ この静まり返った建物は・・
電車の博物館やろか・・・
もう、半泣きのようにも見えるおじさんがかわいそうになり、降りてあげたかったのですが、あまりに周りに人がいなかったのでここで降ろされてもどうしたもんかと・・
 
もう一度アプリをとりだし、どこでもいいから地下鉄の駅にいってくれと・・
 
ここでようやく、地下鉄が通じる。
おじさんが手を押し込むような、地下におりるようなジェスチャーをした!
 
「地下鉄の駅かい!!!」
 
おじさんの頭からそんな吹き出しが見えます。
「はじめから言わんかい!!」
もう 半分キレてるような状態。空気悪い悪い。
 
はじめからゆうてるっちゅうねん!!!!
地下鉄の路線図みせてるやろ~
おっさんがボケボケな判断したんやろ~~笑
 
そして降ろされます。地下鉄がありそうな大通りで。
ここが正解かどうかはわからんけど、なんとかなりそうな大通り。
 
ま、かわいそうに思えたんで、メーター通りの金額を払おうとしたら、(基本安いから笑)、おじさんは10000wでいいと言う。
 
ええひとやん。
 
 
降りたあと、おじさんを全く信用してなかったので、地下鉄の入り口がどこにあるのか、女の子にスマホで文章を作ってみせてみる。
ここで気付いたのですが、若い子に聞いたら老眼がないので、スマホを手にとられることもなく遠くからでもサッとみてくれる。
 
手をまっすぐ伸ばし、指をさし、あっちだと言う。
あっちのあと、左なのか右なのか聞くと、ただ手をまっすぐ伸ばす。
 
ま、あっちに行ってみようと
カムサ※ンダ と流暢な韓国語でお別れしようと思ったら
旦那が
「しぇいしぇい」
 
ちゃうー。中国人に思われるー。それは台湾バージョン~
 
結局女の子が手をまっすぐ伸ばしたのは、あっち、ではなく、そこ、でした。
そこ、に下に降りる階段があったんです。
タクシーのおっさんは、ちゃんと地下鉄の駅の階段の前で降ろしてくれてたのでした。
 
やっと駅に着けました。でも、1000円で相当ドライブしたけど。
 
着いた駅はヘウンデの2つ先、終点の駅でした。
 
 
 
(後、どこに連れていかれたのか旦那が調べたところ、新海雲台駅という地下鉄ではない電車の駅だった。今回地下鉄以外全く調べていなかったので、そんな駅があったとは知らんかった。おじさんも少しは正解でした。ひとつめの場所は不明。)